より多くの人の目にとまるために、そして消費者の購買意欲を高めるために、商品パッケージのデザインを決めるには基準があります。どれを基準にしてパッケージデザインを選ぶかは、どう商品を売りたいかにも直結するため、よく考えて決められています。
色・デザインから決める
商品パッケージを色やデザインから決める場合、まず商品を買ってもらいたいターゲット層や、どんなイメージで商品を売りたいかを決め、ターゲットの好みや流行、商品のイメージに合った色やデザインを選んでいきます。
例えば、中年層の女性をターゲットに、高級なレディース服を売りたいと思ったときには、落ち着いた色合いやデザインのパッケージを作ります。
また、春の和菓子なら明るい色を基調としたパッケージ、子供用のおもちゃならポップなデザインのパッケージというように、ターゲット層や商品イメージに合わせた色やデザインを取り入れることが重要です。
梱包する商品から決める
次に、梱包する商品の特性から決めるパターンです。
例えば、ワインや日本酒を包装するのに、イメージと合うものでも薄い紙箱では商品をしっかり守ることはできません。
割れ物はパッケージに丈夫さと安全性が必須です。
また、お菓子やお惣菜は、食品衛生法の規格基準に適合したパッケージが必要です。
このように、商品の特徴や性質によって必要な仕様が異なるため、最適なパッケージを選びましょう。